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	<description>ちきゅうにやさしいうずら農家サイト</description>
	<pubDate>Fri, 15 Feb 2008 08:10:49 +0000</pubDate>
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		<pubDate>Fri, 15 Feb 2008 08:10:49 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[川べりの道を歩き始めてはや一年が経とうとしている。
ミチコは決して海が嫌いではない。海を眺めるのはとても好きなのだ。ただ近くに寄りたくはないし、あからさまに海が眼前に広がるのは好きではない。安全な場所から控えめに海を眺めたいのであった。
間違っても「わあ、海だ」などといちいち感動するのではいけない。頭が悪いのではないかと疑われる。それでは鼻息の荒い高校生男子ではないか。あくまでもさりげなく、そしてしっかりと（遠くから眺めるだけなのだが）海をこの目に抱きとめていたいのであった。これが恋情というものではないだろうか。いや、いけない。ついうっかり思考を恋愛に結び付けてしまいそうになる。職場のビデオが借り放題だからと言って、続き物のトレンディドラマを見すぎたせいだ。
当初は、職場に通う電車に乗った際に海が見えるような土地に住もうと思っていた。
例えば小田原。ただ漠然と小田原を選んだわけではない。小田原には小田原城がある。強固で美しい城だったという。そんな強固な城を作る土地だ、きっと家も丈夫に違いないと思った。
なにしろ、ミチコの地元である金沢にある金沢城とはわけが違う。まず、小田原城にはプラモデルがあるが、金沢城にはない。金沢城自体がプラモデルのような質感であるというぐらいだ。BB弾でも打ち込めば容易に崩れ落ちていくだろう。思えば、金沢の実家は丈夫ではなかったかもしれない。シロアリが容赦なく発生し、家族達の生活を幾度と無く脅かしたものだ。大量に発生したときなど、真剣に食用にすることについてひとり熟考したものだったが、この飽食の日本では貴重な蛋白源になり得ないので止めたのであった。まさかオオアリクイを養うほどの財力もあるわけも無かった。
ともかく、小田原ではきっとそんなこともないであろう。強固な城として歴史に名を残すぐらいだ、シロアリなんぞモノともしないに違いない。武士にも負けない城はシロアリにも負けはしないはずだ。BB弾ごとき跳ね返すであろう。しかも跳ね返した弾が己のおでこを直撃するに違いない。それぐらい最強に強まっているのではないだろうか。ああ、小田原城。
職場を紹介してくれた叔父の話では、小田原からこの近辺に出て来るまでにたくさんの海が見られるらしかった。が、いかんせん距離が遠すぎた。車窓から見える海に飽きる前に、人生そのものに飽きてしまいそうな距離だ。たった一度往復しただけで疲れきってしまったのであった。住んでいる人間が強固でなければ、いくら強固な家でも意味がない。人生に飽きてしまったのでは朽ちていくしかないだろう。
断腸の思いで叔父の管理するマンションに居を構えることにした。神奈川県川崎市麻生区はるひ野。
職場である多摩市からは微妙な距離感が保たれている。原付でもあれば快適な通勤も望めようが、ねぼけた頭や仕事に疲れきった体ではちょっとめんどくさいような乗り継ぎを繰り返さなくてはならない。
だいたい、四の五の言っている状況ではないのだ。
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		<title>test1</title>
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		<pubDate>Fri, 15 Feb 2008 08:10:12 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[仕事の帰り道、いつもの帰り道。ミチコは改めて川が好きだなと認識するのであった。
サーファー達が「海が好きで好きなのでたまらないすぎるぐらいたまらないのだぜ」とのたまうような、ただただ闇雲で無軌道な愛情ではない。確かに海にはそういった恋情も似合うかもしれないなと思う。なにしろ、海だ。波よ来い二千発ほど来いと歌い上げたくなる気持ちもわからないでもない。波はうず高く舞いあがり、高らかに歌いあげるのは鳥羽一郎だ。海はとてもエモいものだと言い切れるのではないだろうか。叫ぶのは海への熱い思い。慟哭にも似た魂の叫び。泣いているのか笑っているのかわからない一郎の顔。そんなものがよく似合う、それがきっと海というものなのだろうと思う。
だが、ミチコが好きなのは川だ。川にはサーファー的なものも、鳥羽一郎的なものもいはしないのだ。
叫び出しながら川へとばさばさ入っていく人物などもいない。海にはそれを許すだけのキャパシティーがあるが、川にはそれを許さない神聖さがある。闇雲に飛び込めば、顔面をしたたかに打ち付ける。それはまるで神が罰を与えているようではないか。一体なんの罪なのかはさっぱりわからないのだが、それでも罰は確実に与えられるのだ。そこにこそ川が持つ神聖さがあると思われる。素晴らしい。
などという愚にも付かない想いは浮遊し、決して着地することはない。ただの暇つぶしであり、日々の不満を出来るだけに考えないようにしたいだけである。すなわち、ただのこじつけにしか過ぎない。
ミチコはただ淡々とした想いで川が好きなのであった。川は静かである。生物のにおいが薄い川は、まるで好みのような男子のように静かに佇んでいて、ただただ自分のように淡々としているのであった。
わたしは川が好きだ。そんなどうでもいいようないいことを、改めてそう認識する帰り道であった。
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